認知症や、その疑いがある親を持つ家族にとって、徘徊や物忘れなどの対策が欠かせません。
しかし対策といっても、状況や傾向は各家庭で様々なため、自分の親にはどの対策が有効か判断するのは難しいのではないでしょうか。
また、仕事や日々の生活を送りながら、見守るというのも負担が大きいものです。
少しでも負担を減らしながら、心配を安心に変える方法があればと思いますよね。
そこでこの記事では、IoT機器を活用した見守り方法をご提案しているマモバイザーが、認知症の方(疑いがある方も含む)の見守り方法として、見守る側の負担と心配を減らす事ができるIoT機器を5つご紹介します。
Contents
認知症の見守りに有効なIoT機器
認知症の方の見守りに効果のあるIoT機器について紹介していきます。
徘徊対策に最適なGPS機器
認知症の徘徊対策に有効なのが、GPS機器です。
GPS機器を持ってもらうだけで、遠くに離れていても位置情報を把握しやすく、事故や事件を未然に防ぎやすい特徴があります。
また徘徊ルートの傾向もつかみやすいため、事前に対応策を講じやすいでしょう。
いつでも持ち歩けるよう、服のポケットなどに入れられる大きさのGPS機器や、キーホルダー型で普段持ち歩くカバンなどに取り付け可能なタイプを選ぶと便利です。
貸し出しを行っている自治体もありますので、問い合わせてみると良いでしょう。
生活リズムを遠隔から把握できる人感・ドアセンサー
人感センサーは、温度センサーで人を感知し、スマホに通知を送ってくれます。
ドアセンサーは、扉などの開閉状況を感知し、同様にスマホに通知を送ることができます。
玄関や廊下、寝室やリビングなど、普段の生活導線に設置することで、生活リズムを把握することが出来ます。
夜間など時間帯を決めて使用できる点もおすすめしたいポイントの一つです。
センサー機器は、マグネットやマット、屋外設置可能なものなど、さまざまなタイプがあり、目的に合わせて導入しやすいメリットがあります。
特に離れて暮らす場合で、監視し過ぎないプライバシーを考慮した方法を検討の場合にオススメです。
家の中の様子確認、カメラを通した会話ができる見守りカメラ
見守りカメラは、室内の状況を外からスマホでいつでも確認できるため、様子をこまめにチェックしたい場合にオススメです。
また、カメラを通して声掛けも出来るので、危ない状況になりそうな時に未然に防ぐことも可能です。
ただし、監視されているようで嫌だと感じる方もいらっしゃるため、説明と了承を得てから導入するようにしましょう。
簡易的な安否確認に最適なスマートロック
最も簡易的に見守る方法として、玄関の鍵をスマホでも遠隔操作が出来るスマートロックを導入するのも一つです。
鍵の開閉状況は通知で受け取ることができ、履歴も確認できることから、
親御さんが外出した・帰宅したなどの簡易的な確認ができます。
もし、解錠されたままで長時間施錠を確認出来ない場合や、逆に長期間家を出ていない場合など、何か問題がないかすぐに電話などで連絡し確認することが出来ます。
独居老人の見守りに最適なコミュニケーションロボット(見守りロボット)
離れて暮らす独居の親の見守りとしてぜひ検討したいのがコミュニケーションロボット(見守りロボット)
見守りカメラとしての機能はもちろん、日々の健康チェック、スマホなしで使えるビデオ通話、ロボットとのおしゃべり、声でスケジュールを教えてくれる機能など、機能が充実しているIoT機器です。
特に通院予定や薬のタイミングを教えてくれたり、楽しく会話ができたりと独居の方の認知症予防としても活用できます。
万が一の時に備えて検討しておきたい緊急駆けつけサービス
これは今までご紹介したIoT機器とはまた違いますが、警備会社などが提供している万が一の緊急駆けつけサービスというのもあります。
IoT機器を活用することで日常の心配を大きく減らせることはできますが、
連絡がつかない、カメラを通しても状況が分からないなど、万が一にも備えておきたい場合はこうしたサービスも検討しておくと良いでしょう。
また、マモバイザーのように、IoT機器と一緒に、こうした駆けつけサービスをオプションとして付け加えることができるサービスもあるので、利用する際は確認してみるのも良いでしょう。
認知症の方にも安心!高齢者向け見守りセンサーとは?
認知症方の防犯対策にはIoTの活用がオススメであることがイメージできたかと思うので、実際にどのようなツールが便利なのかもあわせてご紹介したいと思います。
見守り対策を知ることは大前提ですが、実際に対策をとれるかどうかで見守りの効果が違ってくるため、どのようなツールがあるかを把握することは重要です。
下の記事で高齢者のための見守りセンサーについて解説していますので、確認してみてください。
認知症の見守りにはIoT機器がおすすめ
ここまで認知症の方(疑いがある方も含む)の見守りに有効な、IoT機器を5つご紹介しました。参考になりましたでしょうか。
これら機器は単体ではなく、希望に合わせて組み合わせることもできます。
認知症の傾向は人によって個人差があり、住まいの状況もまた様々です。また、仕事や普段の生活を送りながら家族の見守りをする負担は大きいもの。
今回紹介したIoT機器をうまく活用し、少しでも見守りの負担を減らしながら心配事を解消していきましょう。