両親が高齢になってくると認知症など、日々の生活に問題がないか心配になることがありませんか。でも自分にも小さな子供がいたり、遠方で見に行く時間もなかったりという方も多いはず。
そんな方におすすめなのが、見守りサービスです。
今回は、見守りサービスの種類と高齢者の状況にあった選び方のポイントを解説します。
Contents
見守りサービスとは
高齢者見守りサービスは大きく以下の2つに分類できます。
①機械を使ったサービス
・センサータイプ型
・カメラタイプ型
・GPSタイプ
・ロボットタイプ
②人にお願いするサービス
・緊急時通報・駆けつけ型
・訪問型
・電話型
それぞれの特徴を順番に解説していきます。
センサータイプ
人感センサーが高齢者を感知すると、家族のスマホやPCなどに通知が届き、安否確認ができます。
トイレや居間、玄関などが開閉されたことを知らせる、開閉センサーもあります。
カメラタイプ
高齢者の自宅に、簡易カメラを設置し、生活を見守るサービスです。
センサータイプと違い、高齢者が生活している様子が見えるので、より鮮明に状況がわかるので確認ができます。
GPSタイプ
高齢者にGPSを持ってもらい、常に居場所を特定できるサービスです。
認知症で出かけたまま居場所がわからないというリスクを減らしたり、日々の生活パターンを把握したりするのに役立ちます。
ロボットタイプ
コミュニケーションの取れるロボットタイプのサービスです。
ロボットと会話を楽しむこともできるので、1人暮らしの高齢者の話相手としても役立ちます。
また、ビデオ通話や予定をお知らせしてくれる機能付きのロボットもあります。
緊急時通報・駆けつけ型
高齢者の体や生活に異変が起きた時、ボタンなどの通報装置を押すことで、警備会社の人が駆けつけてくれるサービスです。
訪問型
契約したサービス提供会社の職員が、定期的に自宅を訪問し、直接高齢者の安否確認をしてくれるサービスです。
電話型
定期的な電話で安否確認をしてくれるサービスです。
オペレーター対応型と自動音声型があります。
見守りサービスを選ぶポイント
このように、多種多様な見守りサービスがありますが、どのサービスを選んだらいいか迷ってしまうのではないでしょうか。
そんな時は、次の基準を意識すると選びやすくなります。
・本人の状態
・価格
・家族の状態
・操作しやすさ
高齢者本人の状態
まずは見守られる高齢者の状態を把握しましょう。
例えば、高齢者が比較的元気であれば、非常時のみ対応してもらえる緊急時通報・駆けつけ型を選ぶといいでしょう。
また、過度に干渉されるのが嫌だ、生活を乱されたくないのであれば、センサータイプもおすすめです。
このように、見守られる高齢者の健康状態や性格、心理的な負担も意識して検討してみましょう。
価格
サービスによって、必要な費用が変わります。
センサーやカメラの設置であれば親のために自分で設置できるものもあり、安価な場合もあります。
一方、警備会社と契約したり訪問サービスを利用したりすると、選ぶ会社によっては費用的に大きな負担になる場合があるので、自身の予算によって必要なサービスを選びましょう。
家族の状態
見守っている家族のライフスタイルも大切です。
カメラの映像が常に気になる場合は、生活に支障が出てくる可能性もあるほか、訪問スタッフからの連絡を確認する時間がない場合などもあります。
なるべく、見守る家族にも利用しやすいかを意識しておきましょう。
操作しやすさ・関わりやすさ
高齢者が操作できなかったり、関わりが煩わしかったりするサービスでは本末転倒です。
機械であれば操作のしやすさ、対面サービスであれば関わりやすいかどうかがポイントになります。
高齢者(見守られる側)の意志を確認してから選ぶ事が大切
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで見守りサービスの選び方についてご理解いただけたと思います。
各見守りサービスには、メリット・デメリットがあります。
家族にとっては便利でメリットがあるサービスでも、高齢者にとっては苦痛に感じることもあります。
見守りサービスの導入前には、家族でよく話し合うようにしましょう。
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