ご家族や知人に車椅子で生活されている方はいますか?
私達マモバイザーは普段色々な方と話す機会があり、その中で生活に関する困った、ご家族に関する心配事についての相談を受ける事があります。
車椅子で生活をしている方とお話をしていると、普段の生活でも少しのことでも出来ないことや大変なことが多いことを知りました。
しかし、IoT機器を活用すれば解消できることもあると気づき、そういった場合はご提案をさせて頂いています。
多くの方から「こんな解決方法があるんだ」「家族と相談して検討してみたい」という反応を頂けるのですが、なかなかこうした情報を多くの人に届けられていないと感じています。
そこで今回は、より多くの車椅子生活でお困りの方はもちろん、その周りの方々にも知ってもらいたく、相談事例として機器を導入して解決できる内容を紹介していきます。
Contents
お困りごと① 家電の操作
家電操作の何が大変なの?と思われるとは思いますが、車椅子では家の中での移動もスムーズにいかないことがあり、家電のリモコンを取りに行くということが大変な場合があります。
そのため、
- いつでもテレビやエアコンなどよく使うリモコンは全て自分の近くに置いておき、操作ができるようにしている。
- 家族がテレビ、エアコンなどそれぞれのリモコンを別の場所に置いたりするので、まずはそれらを自分で取りに行くか持ってきてもらうようにしている。
といった事を日常されているようです。
ちょっとした事ですが、毎日の積み重なので不便に感じるのは当然の事でしょう。
ではIoT機器を活用して、解消する方法をご紹介します。
解消方法:スマートスピーカー + スマート家電リモコンを組み合わせる
- スマートスピーカーとは、AIアシスタントを搭載してスピーカーで、インターネットと接続し、声で音楽を再生したり、調べものをしたりできるもの。
- スマート家電リモコンとは、赤外線リモコン対応の家電を全て一つに集約し、スマホの専用アプリから全て操作可能にするもの。
この2つを入れることで、リモコン操作が必要な製品は、声で操作ができます。
声の操作でなくても、お手持ちのスマートフォンでの操作も可能です。
テレビやエアコンのオンオフだけでなく、温度設定やチャンネル変更など含め操作をすることができます。
他にも照明やDVDデッキ、電動カーテン、加湿器などのリモコンも操作が可能となります。
必要以上の移動の必要がなくなり、すぐにしたい家電操作ができるようになるのでストレスが解消されますね。
お困りごと② 玄関の開け閉め
玄関ドアや鍵の開け閉めも、車椅子を横に付けてから、鍵を出したり、ドアも軽くはないので、開けたり閉めたりすることも大変ということ。
補助をしてくれる人がいる場合でも、ドアを開ける前に、車椅子の方を少し離れたところで待ってもらい、鍵を開け、ドアを開けてから、当事者の方を家に連れて入るということをやっているようです。
外出や帰宅の度に起こる事なので、これでは外出する事自体が億劫になりますよね。
この場合は、下記のIoT機器を導入することで解消できます。
解消方法:スイングドアオペレーター + スマートロックを組み合わせる
- スイングドアオペレーターとは、ドア交換不要でマンションのエントランス、ご自宅の扉を自動ドア化できるもの。
- スマートロックとは、スマホで鍵の施解錠、遠隔操作、オートロック化ができるもの。
この2つを利用し、連動させることができます。
家を出る際は、鍵はスマートフォンでの操作を行い、鍵を開けると同時に玄関のドアも自動ドアのように開けることができます。
外出から戻ってきた際は、家に近づくとスマホのGPSから連動をし、自動的に玄関の鍵が解鍵となり、玄関のドアも自動で開いてくれるのでスムーズな帰宅をすることが出来ます。
まとめ
いかがでしたか?今回は比較的多くの車椅子生活の方が困っている事について紹介させて頂きました。
車椅子での生活となる方がご家族にいても、このようにIoTで出ている製品を組み合わせすることで、生活での困っているところを解決することが出来ます。
でも、当事者の方たちは意外とこのようなサービスを知る機会も少ないです。
ご家族の方や身近に、生活でのちょっとしたことに困っている方がいれば、こんなことができるサービスがあるよ!
などお話をしていただければと思います。